ラジカル塗料はチョーキングがおこりにくい

ラジカル塗料のチョーキングとは

チョーキング

外壁の塗膜に発生するチョーキングというのは外壁塗膜の劣化の目安となる重要な合図です。

チョーキングは外壁表面にふれた時に、白い粉状のものが手に付着する現象で、白亜化現象とも呼ばれています。チョーキングは経年劣化によって塗膜の中にある樹脂の結合力が低下してしまい、塗膜の中にある酸化チタンが塗膜の表面から粉のように消耗していく現象です。

外壁塗装は普段は塗膜の保護膜によって守られていますが、劣化が進むと顔料がむき出しになってしまい粉状になるのがチョーキング現象です。チョーキングが起きると塗膜劣化が発生している証拠となりますから、メンテナンスを行う必要があります。

 

モルタル外壁の場合、ふれると手に白い粉畳のものが付着し、外壁の色が明らかに褪色が発生している場合はチョーキングの証拠となります。

窯業系サイディング外壁の場合は、モルタルと同様に手に白い粉状のものが付着し色味もはがれてなくなっているとメンテナンスが必要な時期となります。チョーキングが進むと外壁の塗膜にヒビが生じてしまいますし、放置していると外壁自体にもヒビが入ってしまい、そこから雨水が浸入してしまいます。

チョーキングの時点で塗装のメンテナンスを行っておけば、建物によけいな影響を与えずにすみますから定期的にチェックをしメンテナンスを行うことが家を長持ちさせるためには大切です。

ラジカル制御塗料は酸化チタンからのラジカルの発生を抑えるので、チョーキングも発生しにくくなります。それでも建物や塗膜の定期点検は必要です。